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シドニー山火事は放火犯の犯行か!? 交通機関、大幅の乱れ

シドニー22日-NSW州のKu-ring-gai(クリング・ガイ)の国立公園で21日午後5時ごろに発生した山火事の影響で22日、シドニー北部の主要道路と鉄道線が閉鎖され、大勢の通勤・通学者たちの足に影響が出た。また、今回の山火事は何者かが故意に火をつけた放火の疑いがある。

高速道路F3とPacific Highway(パシフィック・ハイウェイ)は、強風が火を煽って約20メートル先の視界が悪い状態となった。また、シドニーとニューキャッスル間の鉄道線はほぼ1日運行を停止した。気温は31度まで上昇していたため、緊急隊員らは交通渋滞に巻き込まれ身動きがとれないドライバーたちに水を提供するなどした。これまでに森林約400ヘクタールが全焼し、火は現在北へ向かって広がっているが、火が住宅へ拡大する恐れはないという。

NSW Rural Fire Service (RFS:NSW州地方消防サービス)のRob Rogers(ボブ・ロジャース)長官代理は、当局は火が放火犯による犯行かどうかを捜査しているとした。パシフィックハイウェイは午後4時ごろに閉鎖を解除し、高速道路F3の閉鎖も午後5時ごろに解除された。また、シティーレイルも午後4時30分ごろには運行を再開したが、かなりの遅れが予想されている。

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