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リステリア菌汚染の可能性から食品がリコールされる

メルボルン23日-メルボルン在住の89歳男性が燻製マスのムースを食べた後病気になり、その後の検査でムースからリステリア菌が発見されたため、ビクトリア州とNSW州でYumi(ユミ)のブランド名で販売されている燻製マスのムースまたはディップがリコールされることとなった。

リコール対象となるのは賞味期限が2007年3月10日から3月16日の200グラム入りムースとディップで、ビクトリア州主任健康官のRobert Hall(ロバート・ホール)博士は、「同食品をもっている人は食べずに購買店へ返品するように」と呼びかけた。

関係当局によると、リステリア菌による感染症はまれだが、年配者や免疫システムが弱まっている人に対しては死に至ることもある病気で、妊婦や胎児に対しても危害があるという。症状が出るまでには長くて70日もかかり、症状としては、発熱、頭痛、心身の痛みが見られ、治療を受けなかった場合には髄膜炎や敗血症に至る可能性もある。

リステリア菌は抗生物質によって治療でき、被害にあった89歳男性は治療を受けすでに完全に回復している。

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