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クイーンズランド州北部の町で深刻な食糧不足

ブリスベン13日-クイーンズランド州北部Cape York(ケープヨーク)半島の町Coen(コーエン)で、雨季の雨の影響で悪化した道路状態のため、牛乳、パン、果物、野菜などの生鮮食品供給トラックが町へ配達に来ることが出来ず、住民の生鮮食料はあと数日で底をつくものと見られている。

コーエンでジェネラルストアを経営するKaren Rosin(カレン・ロシン)さんは、塩分含有量の多い缶詰食品は糖尿病患者に不適で、糖尿病患者の多いコーエンの町での生鮮食品不足は、町民の健康に大きな問題を生じる可能性があると危機感を訴えた。生鮮食品の在庫はあと数日分あるものの、乳児の紙おむつなどはすでに在庫が切れているという。

町民で4WD車を持つ人達が、往復1000キロ以上の道のりを走ってケアンズやMareeba(マリーバ)へ食料の買出しに行っているが、道をふさぐいくつもの流れの速い川にはまってしまった場合、荷物全てを失う危険に面している。ロシンさんは、「道路は崩壊しそうな、とても危険な状態。道路の全部を舗装して欲しいわけではなく、ただ修復して欲しいだけ。町へ食料を運ぶには空輸する以外には、道を使うしか他に方法はないのです」と危険な状態の道路の復旧作業の必要性を訴えた。

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