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買収は”今が引き時”とカンタス航空のパイロット達

シドニー5日ーカンタス航空のパイロット組合は、同社の買収を目指すコンソーシアムAirline Partners Australia(APA:エアライン・パートナーズ・オーストラリア)は期限内に株主の承認を得られなかったので、今すぐ手を引くべきだと述べた。

4日午後7時の時点では、APAは必要な承認レベルを得ることができず、買収を諦める構えを見せていた。しかし、一晩たって、主要株主であるアメリカのヘッジ・ファンドが承認したため、承認レベルが50%を超えた。カンタス航空は、Australian Securities Exchange(オーストラリア証券取引所)が取引を開始する月曜日までに書類を提出する予定。

しかし、カンタス航空パイロット2500人を代表するAustralian International Pilots Association(オーストラリア国際パイロット組合)はこの買収案に対して、同社の負債を倍にし、仕事とキャリアを失う可能性があると反対している。組合のスポークスマンPeter Somerville(ピーター・サマヴェル)氏は、APAは当初、承認レベルを90%に設定していたが、その後、80%、70%と引き下げ、今では50%でさえ危ない状態になったことを指摘し、これはオーストラリアの社会と株主がAPAに手を引いてほしいという現れだと述べた。サマヴェル氏は、APAは設定した期限に間に合わなかったと述べ、「彼らは本当に手を引くべきだ」とコメントした。

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