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「民事訴訟でかつらは必要?不必要?」 NSW州判事、投票で決定

 【シドニー16日AAP】NSW州最高裁判所の判事は数週間後に、民事訴訟での判事のかつら(ウイッグ)着用の必要性を問う投票を実施する予定。

 フェアファックス紙は、英国の主席裁判官が先週、刑事訴訟以外の審理ではウイッグ着用はもはや必要ないと発言したことを受けて、投票の実施が決定したと伝えた。今回の投票はNSW州では2度目。8年前に実施された投票では、「権力の象徴」としてウイッグの着用は継続すべきとの結論に至った。

 WA州の判事は、民事訴訟でのウイッグ使用を廃止した。オーストラリア高等裁判所も1988年、同制度の廃止を決定した。

 裁判所のスポークスウーマン、ソンヤ・ザデル氏は、安全とセキュリティー上の理由により、刑事訴訟でのウイッグ着用は継続して実施するとした。ウイッグの使用により、判事の匿名性が保たれるという。

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