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ブリスベンの病院で、ノロウイルスの大発生

【ブリスベン20日AAP】 ロイヤル・ブリスベン・ウィメンズ病院でノロウイルスが大発生し、多数の病院従業員が病欠に追いやられている。このため、QLD州健康局は、同病院の緊急病棟では、危険な状態の患者以外には長時間の待ち時間が予測されることを警告した。ゴールドコースト病院とケアンズ・ベース病院でも同様の問題が発生している。

 ノロウイルスは非常に感染力が高く、空気中のウイルスを吸い込んだり、ウイルスの付いた物を触ったり、感染した食べ物や飲み物を摂取することによって、人から人へと簡単にうつる。発病した場合の症状は、嘔吐、下痢、吐き気、腹部の痙攣、発熱や頭痛など。感染患者は、症状が消えてからも最低72時間は感染力を持つといわれる。同ウイルスに対する抗ウイルス剤やワクチンは、現在、まだ開発されていない。

 感染の危険を避けるためには、トイレ使用後やオムツ換えの後、また、食物に触る前には手をよく洗浄することが必要。

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