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労働党、2億ドルの「グレイト・バリア・リーフ保護計画」を公約

 【グリーン・アイランド29日AAP】グレイト・バリア・リーフを訪問中のケビン・ラッド労働党党首は29日、気候変動や水質悪化からグレイト・バリア・リーフを保護するための環境計画を実施する方針を発表した。

 ラッド氏は、2億ドルを拠出して実施する同環境計画は、オーストラリアで最も人気のある観光スポットが将来存続するために必要であると話した。また、気候変動に対するこのイニシアティブは、地主や農業経営者、リーフに頼って生活をしている観光業者や猟師などに対しても利益をもたらすだろうと語った。

 グレイト・バリア・リーフでは気候変動の影響がすでに見られている。また、同地域で行われているサトウキビを中心とする農業活動から流出する堆積物や栄養素による被害も出ている。「リーフ周辺地域の水質悪化も深刻な問題であり、リーフの長期的なエコシステムに影響を与える」とラッド氏。ラッド氏は、農業経営者に土地管理方法の改善を促すことで、リーフと農業活動が共生することは可能だと主張した。

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