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アスベスト被害者のための運動家 バーニー・バントン氏 死去

 【シドニー27日AAP】アスベスト被害者のために運動してきたバーニー・バントン氏が27日午前1時ごろ、自宅のベッドで家族に見守られる中死去した。享年61歳だった。今年8月、バントン氏は腹膜中皮種と診断されていた。

 バントン氏は、建材業界の大手企業、ジェイムズ・ハーディー社に対しアスベスト被害者に補償するための40億ドルの基金を設立させた人物。

 バントン氏の友人、フィル・デイビー氏は、「バーニーの家族は私に、バーニーを支持してくださった豪国民の皆さんに感謝の意を伝えて欲しいと話した」と語った。

 バントン氏は、シドニー西部郊外のカメリアにあるジェイムズ・ハーディー社の工場で1968年から1974年の6年間勤務していた。同工場はアスベストの被害を最も受けており、当時の彼の同僚137人のうち、現在も生存している人はわずか。バントン氏は過去6年間、ジェイムズ・ハーディー社の子会社が製造した商品によってアスベスト関連の病気を発症した被害者のための補償をめぐり戦ってきた。
 
 バントン氏は、2000年にアスベストの被害者として80万ドルの補償金を受け取った。そして今月22日、同氏は腹膜中皮種を発症したことに対する補償金を新たに勝ち取った。バントン氏の弁護士、タンニャ・セジロブ氏は、「バントン氏が今回新たに補償金を受けとったことは、アスベスト被害者にとって良き先例となった」と語った。

 セジロブ氏はスカイ・ニュースに対し、「バントン氏は頑固な人であったが、正義を強く信じる偉大な人だった」と語った。

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