国際

オーストラリア、京都議定書に批准

 【キャンベラ3日AAP】ケビン・ラッド首相は3日、オーストラリアは京都議定書に批准したと宣言した。

 ラッド首相は、「これが新豪政権にとって最初の公務。我が政権が今後、気候変動問題に取り組む方針であることを示すことになった」と声明文で語った。

 国連のガイドラインのもと、国連本部に批准書が寄託されてから90日後に批准は効力を持つため、オーストラリアは2008年3月末より京都議定書の正式なメンバーとなる。

 ラッド氏は、「オーストラリアが京都議定書に批准したことは、気候変動問題に取り組む我が国にとって大きな一歩となった」と話した。また、連邦政府は今後、2050年までに排出ガス量を60%削減して2000年レベルにまで減少させるための目標設定など、京都都議定書が定める義務を遂行できるように出来るかぎりの努力をすると発表した。

 豪連邦政府は、2010年までに国家的な排出量取引制度を設立し、2020年までに再生可能エネルギーの目標値を20%に設定する予定。

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