国際

反捕鯨運動、日本領事館で偽の血を体にかけて抗議

   【メルボルン27日AAP】17日午後、メルボルン市内エリザベス・ストリート沿いのメルボルンセントラルビル45階にある日本領事館に、日本の捕鯨活動に反対する10人の抗議者が白いバイオスーツに身を包み体に偽の血を降りかけた姿で現れ、連邦警察が到着するまでの約90分間、抗議活動を続けた。

   VIC州動物解放団体のスポークスマン、ノア、ハニバル氏は、「南洋での日本の残酷で無意味な鯨の虐殺行為に世間の関心を集めることが今回の抗議活動の目的です」と語り、「領事館のスタッフはかなり怒っており、我々に出て行くようにと言っていました。彼らを侮辱する意図はなく、悲惨な目にあっている鯨たちへ人々の関心を集めたかっただけです。後で領事館の掃除も申し出ました」と説明した。

   抗議者たちは連邦警察の防衛サービス官によってビルから連れ出されたが、逮捕者は誰も出なかった模様。日本領事館のスポークスマンによれば、抗議者が掃除したものの、じゅうたんに付いたシミは取れなかったという。

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