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気候変動問題、早期の大幅な排出ガス削減が迫られる

 【キャンベラ20日AAP】エコノミストで連邦政府の気候変動政策立案者であるロス・ガーナウト教授は20日、気候変動問題が手遅れにならないようにするためには、オーストラリアは早期に大幅な地球温暖化排出ガスの削減を実行し、他諸国に対してこれに続くように圧力をかけていく必要があると述べた。

 「残念なことに時間は限られています。許容範囲を超えた危険を避けるためには、次の2~3年の間に、我々は地球人類全体として気候変動問題に効果的に対処していく必要があります」と、同教授は語った。また、「今から2020年の間に、先進国と主要発展途上国の双方が大幅な排出ガス削減を実行しなければ、破滅的な気候変動の危険を押さえることは不可能となります。2020年まで行動を取らなければ、許容範囲で気候を安定化させる望みを絶つこととなります」と、事態の深刻さと早期に対策を実行させる重要性を訴えた。同教授は21日、政府の気候変動問題対策の中間報告書を提出する予定。

 オーストラリアの排出ガス量は全世界レベルに対してはわずかな量だが、国民1人当たりの排出量で見た場合、世界で最も高い値を持つ国の1つとなっている。 

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