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イスラム教の学校設立案、否決される シドニー南西部

 【シドニー28日AAP】シドニー南西部のカムデン市でイスラム教団体が計画していた同宗教の学校建設案に関して27日夜、同市で投票が行われ、その結果投票者全員一致で計画案が否決された。

 カムデン市ではこの学校建設に関して早くから市民会議が開かれており、1000人の市民による抗議デモも行われた。昨年11月には、学校建設予定地に2匹の豚の頭部が刺さった鉄の棒が置かれており、その間にオーストラリアの国旗が掲げられていた。

 クリス・パターソン・カムデン市市長は、今回の否決はあくまで市内の交通に対する影響や農業地が失われることへの懸念によるものと主張。宗教的な問題ではないとした。

 これに対し、豪イスラム教関係フォーラム(FAIR)の理事であるクランダ・セイット氏は、今回の否決を「人権差別による決定だ」と批難。「一口にイスラム教といってもその信者は65以上の人種にわたる。イスラム教に対する否定的なイメージのために信者達は辛い思いをしているのだ」と述べた。

 「何故人々がイスラム教に対して否定的なイメージを持つのかわからないが、そういった人に限ってイスラム教のことをよく知らないことが多い」とセイット氏。

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