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連邦政府、「経済の著しい減速」を否定 

 【キャンベラ25日AAP】連邦政府は、数カ月後に多くの大手企業が大規模な解雇を計画している背景に経済の著しい減速があるとの考えを否定した。

 連邦野党党首のブレンダン・ネルソン氏はケビン・ラッド首相に対し、経済の減速を今後いかに処理するかに関する声明を要求した。「失業率、インフレ、経済成長率は全て悪化しており、今こそラッド首相はこれらの問題の処理方法を計画すべき」とネルソン氏。

 VIC州ではまず350人が解雇され、18カ月以内に500人以上が解雇される予定。

 リンジー・タナー財相は、経済の減速は明確だが、最近発表された解雇計画は広い意味で調査されるべきと主張した。「解雇計画から結論を出すことは誤り。経済に関する全データを見直す必要がある。そしてそのデータは経済が依然として好調であると示している。経済は減速しているが、著しい減速ではない」とタナー氏。

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