ビジネス

「金利値下げの代償は大きい」 ターンブル氏、ラッド政権を批判

 【キャンベラ2日AAP】野党財務スポークスマンのマルコム・ターンブル氏は、経済の減速を理由に政策金利が2日、値下げされることが予想されるとした。

 オーストラリア準備銀行は2日、政策金利を少なくとも0.25%値下げする見通しで、2001年12月以来初めての値下げとなる。ターンブル氏は、経済の減速を理由に金利を値下げするラッド政権を批判し、金利の値下げのために我々が支払う代償は非常に大きいと語った。

 また、ターンブル氏は、悪化するインフレの影響で豪経済は脅威にさらされていると公言するウェイン・スワン財務相の軽率な行動を非難。「スワン氏がインフレを主張したのは前首相であるジョン・ハワード氏がオーストラリア経済を減速させたという印象を作り上げたいという政治的目的があったから。オーストラリアの企業信頼感や消費者信頼感は今、キーティング元首相のときに経験した不況以来下回っている」とターンブル氏は語った。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら