生活

出会い系サイトの被害者が警告

 【ブリスベン4日AAP】インターネットの出会い系サイトで知り合った人物からお金をだまし取られた被害者が、孤独な人たちに対し、自分たちのような被害にあわないよう警告している。

 経営者訓練業を営むジューン・ダンリービーさん(47)は、出会い系サイトで知り合った男性にブリスベンまで飛行機で来てもらおうとして数千ドルを費やした。「空港で1時間半待ったが現れないので空港警察に確認してもらったところ、その人物は飛行機に搭乗していなかった。その時初めて詐欺にあった事に気がついた」とダンリービーさん。「彼は私の気持ちをもてあそんだ。言うことはすべて正しいことばかりだった」と述べた。

 土木作業員のラルフ・トーマソンさん(45)も詐欺被害者の1人で、2万ドルをだまし取られた。「仕事一筋で、人生のほとんどをパートナーなしで過ごしてきたが、1人でいることにうんざりしていた。僕がインターネットで知り合った彼女は、僕を愛していると言い、一緒に住みたいとも言っていた」とトーマソンさんは述べ、「僕は土木作業員で、レンガで殴られても再び立ち上がることができるが、弱い男なので心を傷つけられるのは辛い」と話した。

 ブライアン・ヘイ刑事局長は恋愛詐欺に関して、一旦関係が始まると、相手は会うための旅費や業務契約、事故でけがをした治療費などの理由をつけて金銭を求めてくると述べた。

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