一般

学校の飲料水に高レベルの鉛が含有 ペットボトル水の使用広がる

 【シドニー7日AAP】NSW州の公立学校の飲料水に安全レベルを超える量の鉛が発見されたことで、州政府は月15万ドルをかけてペットボトルの水を学校に支給している。

 シドニーのデイリー・テレグラフ紙は、鉛の含有量は昨年に比べて高く、ハンター・バリーにあるグレスフォード公立学校では1リットルに0.118ミリグラムの鉛が見つかったと報じた。国家保健・医療研究委員会のガイドラインには飲料水に含まれる鉛の量は1リットルに0.01ミリグラム以上であってはならないと明記されている。

 高レベルの鉛を摂取すると神経障害などのさまざまな健康上の問題を引き起こし、IQにも影響を及ぼす可能性がある。

 現在、約110校がペットボトルの水を購入しており、また182校が浄化装置を設置、16校が町の給水設備に連結している。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら