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海外移住者数、過去最高に 技術者不足が深刻化

 【キャンベラ7日AAP】移住に関する調査報告で、2007年から2008年でオーストラリアから海外へ永久的に移住した豪人が7万6923人に達し、年間海外移住者数が過去最高を記録したことが分かった。

 海外へ移住した人の約3分の2は25歳から54歳。移住者の約半数が以前熟練を要する仕事に就いていたことから、オーストラリアの技術者不足の危機的状況はまだ始まったばかりで、今後さらに悪化するとみられている。

 さらに、10万2066人が1年あるいはそれ以上の期間オーストラリア国外で生活しており、その55%以上が専門職や貿易関係の仕事に就いている。

 クリス・エバンズ移民相は、この統計は豪人の海外移住がオーストラリアの技術者不足の重大な要因であることを示していると語った。「従来、若くて技術のある豪人の多くは海外で生活し、就労している」とエバンズ移民相。

 2007年から2008年の海外移住者数は前年度から6.7%増で、1985年から1986年の1万8100人からは325%増となった。「最近のこれらの統計は技術者の世界需要やグローバル化のプロセスの一環としての労働市場の国際化を反映している」とエバンズ移民相は語る。

 移住先の主要国はニュージーランド(18.4%)、英国(17.8%)、米国(9.3%)、香港(7.2%)、シンガポール(6.4%)など。海外移住者が最も多かった州はNSW州で3万1390人。続いてVIC州が1万6408人、QLD州が1万5289人、WA州が8388人、SA州が3140人だった。

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