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ダウン症の息子を持つドイツ人医師、永住権申請を却下される

 【メルボルン31日AAP】ドイツ人医師、ベルンハルト・メラーさんの永住権申請が、ダウン症の末息子が理由で却下された。この件について、ニコラ・ロクソン保健大臣は、クリス・エバンス移民大臣と話し合いを行うと述べている。

 メラー医師は2年前からVIC州中西部ホーシャムに移り住み、医師として勤務している。この地域では医師不足の問題を抱えている。メラー医師は、現在、2010年まで有効の就労ビザを保持しているが、このほど移民局は、メラー医師の息子のルーカス君がダウン症候群であり、健康上の条件を満たせていないとの理由から、自身と家族の永住権申請を却下した。

 ロクソン大臣は、外国人医師がオーストラリアの地方コミュニティーで貢献していることを評価していると述べ、「移民大臣と話し合いをするつもりです。けれども、まずは一連の過程を経たうえで、この医師と家族がオーストラリアに滞在する資格を得るための正当な理由が必要です」とコメントしている。

 メラー医師は、移民局の決定について、移民再審理法廷に申し立てる意向を示している。

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