生活

保護受給者の薬物検査 SYD南西部も

【キャンベラ22日AAP】   連邦政府は、来年1月から試験的に3地域で生活保護費受給者の薬物検査を実施する方針を示しているが、高い受給率およびアイス関連入院の急増を理由に、シドニー南西部カンターバリー・バンクスタウン地方がこのうちの1つに選ばれた。

政府は1月から試験的に2年間、3地域でおよそ5000人を対象にアイス、エクスタシー、マリファナ、オピオイドなどの薬物検査を行う予定。カンターバリー・バンクスタウン地方ではおよそ1750人が対象になる。検査で陽性反応が出た場合、支給額の80%が現金を介入しないウェルフェアカード支給となり、2回以降陽性の場合は医療専門家の診断や治療を受ける。

ポーター社会サービス相は22日、「薬物使用が雇用への妨げとなっている人を特定する」と説明。建設業、鉱業、輸送業など従業員の薬物検査を行う業界から、薬物使用者は雇用の機会を自ら断っているという。

野党労働党およびグリーンズ(緑の党)は反対しており、政府は上院で承認を得る必要がある。ドレイファス影の法務大臣は、「検査が薬物使用を減らす証拠はない。犯罪増加につながるだけだ」とコメントした。

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