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政府、ガンズ社の新パルプ工場建設を承認

 【ホバート5日AAP】大手木材輸出企業のガンズ社は5日、問題となっていたタスマニアでの新パルプ工場の建設に関して連邦政府から承認を得た。

 ピーター・ガーレット環境相は、タマー・バレーでのパルプ工場建設案に関する環境モジュールを承認したと語った。ガレット氏は「私が今回承認したのは9つのモジュールで、パルプ工場建設とそれに関連するインフラ関係の事項のみ」と語った。パルプ工場で働く労働者のためのベル・ベイの宿泊施設建設に関する4つのモジュールはすでに承認されている。しかし、パルプ工場からの流出物がコモンウェルスの海洋に及ぼす影響に関するモジュールについては未承認のままである。ガレット氏はガンズ社に対して、2011年3月までにこれらの点に関して承認を得られるように求めた。

 ガンズ社は現在もパルプ工場建設のために必要な22億ドルの資金援助をしてくれる合弁企業パートナーを探す必要に迫られているが、世界金融恐慌の中、さらに厳しい状況に陥っている。

 野生会のスポークスマン、ポール・オースティン氏は、工場建設プロジェクトは政府からの完全な承認を得ていないが、ガンズ社は今にも工場建設に着工する可能性があると語った。

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