一般

クリーンアップ・オーストラリア・デー デポジット制度の法制化検討へ

 【シドニー1日AAP】第20回クリーンアップ・オーストラリア・デーが1日、開催され、同イベントの議長を務めたイアン・キールナン氏は収集したごみの大部分はプラスチックごみで、特にリサイクル可能な食品・飲料容器だったとした。

 今回のイベントの創始者は、この問題に取り組むため、SA州で実施されている飲料容器の返却時に10セントを返金するデポジット制度と同様のシステムを全国で実施したいと考えている。

 1日、オーストラリア各地で63万人以上のボランティアがイベントに参加し、約8300トンのごみを収集した。キールナン氏によると、収集したごみの40%がリサイクル可能だという。

 キールナン氏は「オーストラリアのコミュニティーの88%が食品・飲料容器に対しデポジット制度を設けることを望んで切る。SA州では回収率が85%を超えており、一方他州では35%」と語った。また、同氏は2009年度のクリーンアップ・オーストラリア・デーに参加したボランティアの数は15%増で、大成功に終わったとした。

 シドニーのマル―ブラ・ビーチのごみ収集に参加したピーター・ガレット連邦環境相は、デポジット制度を全国的に導入する法案に関して今月には環境相会議で議論されるとした。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら