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クジラ遺骸また掘り起こし NSW北部

【シドニー11日AAP】  NSW州北部沿岸のベリーナ南部で今月8日、死んだ赤ん坊のザトウクジラが打ち上げられているのが見つかった。国立公園を管理するナショナル・パークス・アンド・ワイルドライフは、クジラの遺骸を砂浜に埋めたが、サメをおびき寄せる恐れがあるとして、これを掘り起こすことに決めたもよう。

 

リッチモンドリバー地区の環境・遺産事務所のパ―タヴィーノ所長は、「最も危険なのは、遺骸をそのままにしておくことだった」と述べ、ビーチから死体を撤去することを優先させたと説明。遺骸を浜辺に埋めたのは、一時的な対応だったことを明かした。

 

打ち上げられたクジラの遺骸を巡っては、ポート・マッコーリーの海岸で約3週間前、生後18か月のザトウクジラが砂浜に埋め立てられた後、わずか2日間で21頭のホホジロザメの目撃情報が寄せられたことから、近隣住民が州政府に掘り起こしを要請している。州政府は撤去費用として5万ドルを拠出したとみられている。

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