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NSW州で干ばつが悪化

 【シドニー10日AAP】NSW州の干ばつが悪化していることが最新の統計で示されており、西部や南部が最も大きな被害を受けている。

 干ばつ被害地域は3月には州全体の56.5%だったが、4月には59.6%まで増加した。また、雨量が十分な地域は2.5%減少して全体の31.3%となっている。

 マクドナルドNSW州第一産業大臣は「州内では、干ばつの被害を受けている地域と、雨量が多過ぎる地域があり、2極分化している。西部と南部では干ばつとなっており、北方・沿岸部では降雨量が非常に多く、雨が降り過ぎている状態」とシドニー・ロイヤル・イースター・ショーで記者団に述べている。

 水不足によって、小麦や大麦などの農作物にも打撃が及んでいる。マクドナルド大臣「今シーズンの小麦の作付け面積は、08年の335万ヘクタールから7%減少して、310万ヘクタールになる見込み。大麦は昨年よりも6%減少して、71万4000ヘクタールになると予測されている」、「肯定的な面としては、州中部と南部で作付けが減少した分は、北部で作付けが増大されることによって、埋め合わせされるはず」と続けている。

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