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NSW州、暴走族ギャングによる会社経営の禁止を推進

 【シドニー15日AAP】NSW州政府では、暴走族ギャング団による会社運営を禁止させるため、連邦法の改正を推し進めている。法律が改正されれば、ギャングは組織的犯罪や麻薬取引からの不法資金を洗浄したり、合法的企業として法の盾に隠れることができなくなる。

 NSW州では、ギャングを犯罪組織の一部として見なす法律を2週間前に可決している。NSW州政府は、法人法の改正を提案しており、会社役員や秘書、その他の役職についての改正案を盛り込んでいる。

 ネイサン・リースNSW州首相は、ニューズ・リミテッドの取材において、暴走族ギャング団を「最大の金儲け組織」だと述べている。「無法者のギャングによる犯罪を阻止するためには、彼らによる会社所有や合法的企業としての機能を崩壊させることが不可欠だ」とリース首相。

 改正案では、ギャングの代行で企業を運営する者に対して司法当局が取締りを行えるようにすることも提案されている。

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