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VIC州、運転中に携帯電話を使用した場合の罰金額が2倍に

【メルボルン9日AAP】   VIC州で、車を運転中に携帯電話で話したり、シードベルトを使用しなかった場合の罰金額が、今週からおよそ50%増となる。現場で罰金を科せられた場合には、1つの違反につき73ドル増の226ドル84セントになるという。

罰金額が増加される背景には、VIC州政府が交通事故死傷者数の抑制に取り組んでいることが挙げられる。VIC州では、年間交通事故死者数を2007年の332名から、2017年までに30%減の237名に減少させる目標を掲げている。

ティム・パラスVIC州道路港湾大臣は「運転しながら携帯電話からメッセージを送ったり、ダイヤルしてもいいと思っているドライバーが非常に多い」と述べている。VIC州政府は昨年11月、スピード監視カメラを増設させ、ドライバーの麻薬検査の実施を年間2万2000件から4万2000件に増加させるという対策を発表していた。

パラス大臣によれば、VIC州で交通死亡事故を起こしたドライバーのうち30%が、事故当時に血中から1種類以上の麻薬を検出されているという。また、シートベルトをしていなかったために死亡したドライバーは、全体の18%に上っている。

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