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駐留イラク豪軍、7月末で任務を終了

【キャンベラ11日AAP】   国防省は11日、イラク戦争が2003年3月20日に開始して以来、6年間以上続いたイラクにおける豪軍の活動を7月31日で終了することを発表した。この6年間の間、豪人兵士2人が死亡した。

イラク戦争の始まりは非常に大きな出来事だった。当時、ジョン・ハワード首相はテレビで国家の決定を国民に告げた。イラク戦争はベトナム戦争以来、長い間見られなかった国民の感情に火をつけた。ハワード政権は男女2000人を戦地へ送り、国民はそれに反対した。しかし、イラクからアフガニスタンへ関心が移ると、オーストラリアはイラクでの軍事活動を縮小することが期待され、約45部隊は非戦闘活動任務に当たった。

豪軍のイラク活動を命じる国連からの要請期限が昨年失効したこと受け、軍隊撤退が実施されることになった。豪国防軍のアンガス・ヒューストン豪軍司令官は、イラクの将来のために豪軍が行ってきた長期間におよぶ貢献をオーストラリアは誇りにすることができるとした。「オーストラリア国防機関は、豪軍隊の派遣中に連合国、イラク国民、イラク政府から得た支援と援助に多大な感謝の意を表する」とヒューストン豪軍司令官は語った。

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