政治

二重国籍問題 副首相に議員資格なし

【キャンベラ27日AAP】  連邦最高裁判所は27日、二重国籍による議員資格を問う判決で、7人の議員のうち、ジョイス副首相を含む5人に対し、議員資格がないとする判決を言い渡した。ジョイス副首相は「このような結果になると感じていた」とコメントした。

 

最高裁は副首相の他に、フィオナ・ナッシュ前国民党党首、グリーンズ(緑の党)の前党首であるスコット・ラドラム氏、ラリッサ・ウォーターズ氏、およびワンネーション党のマルコム・ロバーツ議員に対し、議員資格を認めなかった一方、マット・キャナバン前資源相とニック・ゼノフォン議員には資格を認めた。

 

連邦のターンブル首相はこれまで、最高裁はジョイス副首相に議員資格を認めるとの見解を一貫して示してきた。一方、野党労働党のプリバセク副党首は、国籍問題が明るみに出た後も、ジョイス副首相とナッシュ議員を閣僚として残留させたことは「無鉄砲」だったとして、ターンブル首相の責任問題を追及する構えを示している。

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