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インド人学生、抗議デモ 人種差別的攻撃の終止と平等を要求

【シドニー7日AAP】   大勢のインド人学生が7日、シドニーで抗議デモを行い、人種差別的攻撃に対し抗議をするとともに、連邦政府に対しインド人学生を資金源のように扱うことを止めるように要求した。インド人学生とその支援者らはシドニーのタウン・ホールからハイド・パークまで行進し、暴力行為の終止と平等を訴えた。

若いインド人男性と女性はシドニーで発生した暴力事件について演説を行い、当局はその事件を無視したと語った。さらに、オーストラリアの教育・移民政策は再検討されるべきであり、外国人留学生は詐欺行為を行う家主や雇用主から保護され、国内の学生と同様の社会保障を受けるべきであると主張した。

刺殺事件2件を含む一連の暴行事件を受け、メルボルンでは5月末にインド人コミュニティーから2000人の抗議団体によるデモが行われた。タクシードライバーのバイトをする学生、ナブジョット・シンさんは最近ナイフで顔を切られたと話した。シンさんは、シドニーではインド人に対する人種差別的攻撃が定期的に発生しており、警察に対し外国人留学生を保護するためにさらなる措置をとるように求めた。「大勢のインド人留学生がハリス・パーク駅で毎日のように強盗の被害に遭っている」とシンさん。

豪学生組合のデイビッド・バロー会長は「非常に長い間、教育部門や政府は外国人留学生を人間としてではなく資金源として扱ってきた」とした。さらに、バロー会長は留学生の授業料は高騰している上、家主や雇用者は学生を搾取し、最大週20時間の就労時間では学生は生活ができないと語った。

バリー・オファレル野党党首は、全てのNSW州民は法のもと同様の保護を受ける権利があると主張した。オファレル野党党首は「インド人であろうとそのほかの国籍であろうと警察は市民に対する暴力に適切に対応しなければならない」とした。

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