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児童への新型インフルのワクチン臨床試験始まる

【シドニー10日AAP】   幼児と児童への新型インフルエンザのワクチン臨床試験が世界で初めてオーストラリアで開始した。ワクチンの臨床試験は国内の健康な子供約400人に実施され、10月までにワクチンの配給を予定している。

臨床試験は新型インフルに感染した男性2人が死亡した日にシドニーで始まった。成人への臨床試験はすでに始まっている。幼児・児童を対象とした臨床試験では生後6カ月から8歳までの子供への適切なワクチン投与量や安全面について検査が行われる。

国立免疫研究調査センターのロバート・ボーイ教授は、今回の臨床試験は季節性インフルエンザの予防に使用されるワクチンと似たものであると語った。ケリー・チャントNSW州保健衛生局長は「新型インフルで死亡した人の多くが基礎疾患を有している。しかし、コミュニティーでのウイルス拡大を予防するために国民全てが慎重になるべき」と語った。

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