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日本新政府の環境対策、高評価を得る

【パリ7日AAP】   先月末の選挙で念願の政権奪取を実現した民主党の鳩山代表は7日、温室効果ガスを25%削減すると発表。これに関して、内容を高く評価するコメントが各方面から上がっている。

鳩山代表は、具体的な政策は計画段階であるとしたものの、2020年の温室効果ガス削減の中期目標を「90年比25%削減をめざす」と明言した。これは、「先進国は温室効果ガスを25-40%削減しなければならない」という国連が示す目標値に匹敵するものであるが、先進国の中でこの値を目標とすることを発表したのは日本が初めて。

デンマークのヘデゴー気候変動・エネルギー相は「皆、この問題について誰かが動き出すのを待っていた」と鳩山代表の今回の発表を歓迎。また、環境保護団体「WWF」も「日本のような力を持った国が、先進国と発展途上国との間に立ちはだかる強靭な壁を打ち砕くきっかけを作り出してくれることは素晴らしい」と述べ、大きな期待を寄せた。

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