【シドニー19日AAP】　　NSW州政府と同州の鉄道・トラム・バス労働者組合（RTBU）は、週末にかけて「和解」を図るための会合を開くことを決めた。会合で双方が和解し、RTBUが今月29日に予定しているストライキが、回避されるかどうかに注目が集まる。

RTBUによると、9000人以上のシドニー鉄道職員らがストを決行する予定だという。RTBUは州政府に対し、据え置きとなっている賃金の引き上げなどを求めており、19日にはストの第一段階として組合のシャツやバッジを着用して出勤した。

RTBUのクラッセンスNSW州書記長は、ストを控えた25日には残業禁止を実施するとしており、ストについても「十分に納得出来る条件が示されなければ、ストを中止することは出来ない」と話した。シドニーCBDなどにオフィスを構える複数の企業は、ストに備え、スト当日は自宅勤務に切り替えるなどして対応に乗り出しているもようだ。