政治

ハンソン氏の英国移住 極右政党「歓迎」

【シドニー17日AAP】   過去の人種差別的な発言で悪名高い、元政治家のポーリン・ハンソン氏がイギリスに移住することを表明した。これについて同国の極右政党「英国国民党」のグリフィン党首は歓迎する意を述べた。

ポーリン・ハンソン氏は1996年に政界入り。議会で「(豪州は)アジア人に乗っ取られる」とスピーチし、移民政策への反対姿勢を表明するなど、白豪主義を訴えてきた女性政治家。97年にはワンネーション党を設立して支持を拡大し、内外に波紋を広げた。1998年に落選し、議席を失った後も政界復帰を狙っていたが、かなうことはなかった。現在、ブリスベン南西部コーリービルにあるハンソン氏の高級住宅は売りに出されている。

グリフィン英国国民党党首は、ハンソン氏の政治活動及びオーストラリア主要政党によるハンソン氏への「迫害」をずっと見てきたとした上で、「自国を追われる」形になった同氏に同情すると述べ、彼女のイギリス永住を歓迎するとした。また、イギリスでの居住地について「ロンドン中心地は移民者で溢れており、郊外に引越しするロンドン人が増えている」として、ロンドン中心地は避けたほうがいいとアドバイスした。

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