政治

QLD州、鉛汚染で資源会社を起訴する構え

【ブリスベン19日AAP】   QLD州マウント・アイザ鉱山周辺で、大気中から許容量を超える鉛が検出されたため、同州政府は資源大手エクストラータ社を起訴する可能性があると発表した。

許容値を超える鉛が検出されたのは、マウント・アイザにあるエクストラータ社の5鉱山のうちの1つ。ジョーンズQLD州環境相は同社を起訴する準備をしていると述べ、「もしエクストラータ社が22日までに十分な説明をできない場合には、環境庁は州法に基づき行動を起こす。環境保護条例のもと、同社は最大200万ドルの罰金を課される可能性がある」と述べた。

一方、エクストラータ社は「データを確認するため調査を行っている。このような検査結果を報告されたのは初めてだ」との声明を発表した。ジョーンズ相によれば、マウント・アイザRSLクラブでは、昨年10月~12月まで、1立方メートルあたり平均2.1マイクログラムの鉛が検出され、許容限界を0.6マイクログラム超えていたという。

マウント・アイザでは、スカッティーニ弁護士が健康被害に苦しむ子供7人を弁護するため、これまで医学的証拠を収集してきた。スカッティーニ弁護士は、鉛の検出結果については驚くべきものでないと述べ、「政府が今頃になって気づいたというのなら、幸運を祈るよ。政府がすべきことは、エクストラータ社に汚染を止めさせて、同社に汚染を浄化させることだ」と続けた。

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