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法制度にまだ人種差別 著名弁護士

【キャンベラ14日AAP】  オーストラリアの著名弁護士の一人であるフィオナ・マクリード氏が、国内で収監されている受刑者のうち、4人に1人が先住民であることについて、法制度に依然として人種差別があることの証拠との見解を示した。

 

マクリード氏は、オーストラリア弁護士連合会(LCA)会長の退任を前に、先住民の収監者が過多の状態にあることは政治における失策との見方を示し、次期会長となるベイルス弁護士は「われわれすべてが恥ずべき状態」と述べた。

 

また、国内で先住民が占める割合は人口の3%以下である一方、収監者では全体の27%となった。また、先住民の収監率は過去10年間で88%と急増したほか、女性の収監者の3分の1は先住民かトレス諸島民となっている。

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