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石炭運搬船が座礁 大量油流出の危険性

【ブリスベン4日AAP】   中国人が所有する長さ230メートルの石炭運搬船シェン・ネン1号が3日午後5時ごろ、グレート・ケッペル島から東へ約70キロ離れた地点で座礁した。身動きがとれなくなった船体は崩壊する可能性があり、崩壊すれば975トンの重油が国立海洋公園に流出する危険性がある。

海洋局とヤプーン海洋警察は、要請があれば乗組員24人の救助へ向かう準備はできているという。6万5000トンの石炭を積んだ船は事故直前、船路から15キロ外れた制限区域を全速力で進んでいた。

QLD州海洋安全局は、現時点の油の流出量は比較的少ないが、油を除去することは難しく、分散させるには時間を要するとした。また、同局は油流出時対応計画を始動させ、州政府と連邦政府は今後、船を引き上げる方法やグレート・バリア・リーフの海への油流出を最小限に食い止める方法を検討する予定。

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