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「アンザック・デーは追憶の日」 国防軍

【キャンベラ21日AAP】   今月25日は「アンザック・デー(ANZAC Day)」で休日となる。オーストラリア国防軍のヒューストン空軍大将は、過去のすべての戦争で活躍した兵士たちを追憶する日であると述べた。

アンザック・デーの起源は、第1次世界大戦最中の1915年4月25日。トルコのガリポリにて繰り広げられた連合国軍とオスマン帝国との戦いで、連合国軍側についたオーストラリアとニュージーランドの軍隊(ANZAC)が同地に上陸した日がこの日と伝えられている。オーストラリア及びニュージーランドでは、毎年アンザック・デーの早朝、「ダウン・サービス(Dawn Service)」と呼ばれるパレードが行われ、実際に戦争を経験した元兵士やその家族がこれに参加する。

国防軍によると、第1次大戦以降、参戦したオーストラリア兵士の数は180万人以上。亡くなった兵士は10万2000人以上で負傷者数は22万5000人以上、戦争捕虜となったのは3万4000人としている。

現在、3800人以上の国防軍兵士が兵役に就いており、ほとんどがアフガニスタンや中近東、東ティモールなどに派兵されている。また、イラクやエジプト、スーダンなどにも駐屯する兵士がいるとした。

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