生活

インドの伝統薬服用で不調を訴える

【シドニー4日AAP】    先ごろ、体調の不調を訴えシドニー南西部キャンベルタウンにある病院に搬送された中年男性は、血液から許容量の9倍の鉛が検出された。この男性は、インドの伝承医学である「アユルベーダ医学」を元に処方された薬を数カ月前から服用していたという。アユルベーダ医学では、野菜や動物、鉱物など自然に存在するものを原料に薬を作成する。

男性は、この薬の広告をインドのインターネット新聞で見かけ輸入したが、現在のところ、薬の輸入に関して、原料に違法薬物や麻薬などが含まれていない限り規制はない。

NSW州保健局の医師は、男性の容態は命にかかわるようなものでなく良かったとしたものの、海外から伝統薬を輸入する際は、その安全性や服用量、効果などに何も保障がないことを念頭に置いておかなければならないとした。

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