政治

二重国籍問題 首相「国民投票は不要」

【キャンベラ10日AAP】  連邦のターンブル首相は、現在の憲法が、二重国籍保持者に議員資格を与えていないことについて、これを改めるため憲法改正の是非を投票で国民に問う必要はないとの考えを示した。

 

議員の二重国籍問題を巡っては、これまでに12人以上の議員が辞職しているほか、首都特別地域(ACT)のギャラガー前主任大臣に議員資格がないとする最高裁の判決を受け、新たに労働党3人とニック・ゼノフォン・チームのシャーキー議員が9日、辞意を表明した。

 

ターンブル首相は、一連の二重国籍騒動が国民投票を実施するきっかけとなる可能性について問われると、「議員に立候補する前に、確かに二重国籍保持者でないと確認すべき」と述べ、すべての政党が問題を未然に防ぐため、適切に対応していくよう求めた。

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