国際

父親、息子を連れ去った妻を許す

【キャンベラ13日AAP】   2008年、妻に息子を海外に連れ去られた父親は、妻が刑務所に行くことを望んでおらず、もう一度やり直したいと考えていることを明らかにした。

元NSW消防副署長のトンプソン氏は、2008年4月に息子のアンドリュー君が母親のメリンダ・ストラットン容疑者に連れ去られて以来、息子に会っていない。ABCテレビは13日夜、父子は数時間後にオランダで再会すると報じた。家族の友人が警察に密告したことで、9月5日にアムステルダム警察はアンドリュー君の捜索を始めた。翌日、母親は逮捕され、アンドリュー君は現在、オランダ当局に保護されている。

トンプソン氏は「彼女が刑務所に行くことを願ったことはない。辛いときも、妻を憎いと思ったことは一度もない。やり直せるかどうかはわからないが、私たちはとても良い関係だった。それを取り戻したいと思う」と語った。

アンドリュー君が行方不明になってから、トンプソン氏は退職し、アンドリュー君を探すためにヨーロッパを自転車で駆け巡り、3か月間で9カ国を周り、6500キロを走った。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら