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カンタス航空、またエンジントラブル

【シドニー16日AAP】   カンタス航空機で、またエンジンの故障が起こった。ニューズ・リミテッドによると、15日午後3時30分(豪東部夏時間)、344人の乗客を乗せたQF11便ロサンゼルス行きボーイング747機の第一エンジンに大きな破損が起きたという。

乗っていた乗客は、「大きな爆音」が聞こえ、故障したエンジンからの黒煙が見えたと語った。その後、機長から「エンジンが焼けた」というアナウンスがあったという。

カンタス航空の広報担当者は、この「低速エンジンの故障」が起こった時、飛行機はすでに滑走路上にあり離陸許可を受けていたと説明。乗客はゲートで飛行機から降りたという。代替の747機が用意され、午後7時38分に離陸した。

カンタス航空ではこの15日の事件に先立ち、シンガポールで11月に、A380型機のロールスロイス・トレント900エンジン1基が離陸直後に爆発し、その翌日にもシンガポールから離陸直後の747-400型機のエンジンから火が噴き出すなど、一連の事件が起こっている。

エアバスA380型機全機の運行停止と、エンジン16基の交換に、総額80万ドルがかかったと見積もられている。

 

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