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豪人の職場セクハラ経験 3人に1人

【キャンベラ12日AAP】  オーストラリア人権委員会が行った調査によると、職場で過去5年間にセクシャルハラスメント(セクハラ)を受けたことがあると答えた人が、全体の約3人中1人となり、2012年の5人中1人から増加していることが分かった。

 

同調査によると、女性でセクハラを受けたと回答した人は39%と5人中2人だったのに対し、男性では26%と4人中1人となり、男女を合わせると3人中1人だった。また、セクハラを受けた人のうち正式に苦情を申し立てたのは全体の17%で、このうち半数は申し立て後も状況は変化しなかったとしている。

 

人権委員会コミッショナーのジェンキンス氏は、セクハラの急増が実際にセクハラ経験が増加したことによるものか、セクハラに対する意識の高まりによるものかを調べるのは難しいとの見解を示す一方、状況は改善に向かっていないとして、セクハラをなくすことを他人任せにせず、行動を起こすことが重要だと訴えた。

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