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元テロ犯の著書がQLD州文学賞候補に

【ブリスベン23日AAP】   テロ活動に関与したとして懲役刑を受けたデービッド・ヒックス元受刑囚(35)の著書を、QLD州のブライ首相が「首相選考文学賞」候補に選んだ件に関して、野党からは批判の声が上がっている。賞の発表は来月6日。

ヒックス氏は、イスラム系テロ組織「アルカイダ」の支援活動を行ったとして米国で懲役刑となり、2001年から2007年まで、キューバのグアンタナモ米軍基地の収容施設に収容された。その後、オーストラリアで有罪判決を受け、2007年4月、アデレードの刑務所に収監され、同年下旬に釈放となった。同氏の著書「グアンタナモ:マイ・ジャーニー」(原題)は、グアンタナモ時代のことについて書かれたもので、現在までに3万部が売れたが、NSW州では、刑事法を理由に最高裁が本の収益を凍結する命令を出している。

ブライQLD州首相は、ヒックス氏の本を受賞候補に選んだ理由として、我々一般人をテロ集団と区別する価値を改めて再確認させることにつながるためだとし、オーストラリアには発言の自由があり、これがテロリストたちと我々との完全な違いだと述べた。野党側はこの件について、「テロ行為に関与した元受刑囚を候補者に選ぶとは、首相の恥ではないか」と述べた。

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