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干ばつ支援牛乳課税を批判 連邦農業相

【シドニー14日AAP】   干ばつに苦しむ酪農農家を支援する目的で先立って牛乳への課税計画が打ち出されたが、適切に従わなかったとして、連邦農業相はスーパーマーケットらを批判する。

酪農家らは9月、すべての牛乳に対し1リットル当たり10セントの課税を要請した。コールズは今年末まで3リットルの自社ブランド牛乳のみ30セント課税する。ウールワースは10月半ばまでコ同様に販売後、QLD州、NSW州、首都特別地域(ACT)、VIC州で牛乳1リットル当たり1ドル10セントで販売する予定だ。

リトルプラウド農業相は14日、特にコールズに向けて、「自社ブランドの3リットル牛乳のみに適用した。農家に還元されるのかも不明だ」と声明を発表した。

これに対してコールズは、「すでに1,200万ドルを上回る干ばつ支援を行った」と述べて、批判を受けて残念との見解を表した。3リットルの牛乳から得られた30セントが100%酪農家に届けられるよう、干ばつ支援用の特別基金を設け、さらに外部の独立監査機関も設立したという。

アルディは課税を行わなかった。

リトルプラウド氏は、「消費者はスーパーブランド以外の牛乳を買うべきだ。個人商店からの購入なら尚良い」と述べた。

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