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カンタスA380機、修理終え帰国

【シドニー22日AAP】   2010年11月、インドネシア上空でエンジントラブルを起こしたカンタス航空のエアバス380型機がシンガポールでの修理を終え、22日午前、シドニー国際空港に到着した。

オーストラリア女性飛行士のパイオニアであるナンシー・バード・ウォルトンさんの名前を受け継いでいるこのエアバス機は2010年11月4日、オイルパイプ故障で飛行中にエンジンの一部が爆発を起こした。修理作業はシンガポールで行われたが、その費用は1億3900万ドル、10万時間という労働時間が費やされ4つのエンジンすべてが交換された。

21日夜(現地時間)、シンガポールを飛び立った同機に搭乗したのはカンタス航空のジョイスCEO、さらには事故当時、同機を操縦していた操縦士及び乗員22人のうち16人。また同航空会社が招待した報道陣も乗り込んだ。エアバス機がシドニー空港に着陸した際には、機内は歓喜にあふれ涙する乗員の姿もみられた。

ジョイスCEOは「とてもうれしい。たかが飛行機という人もいるかも知れないが、私にとってはそれ以上のもの。カンタス航空の名誉と歴史をかけたものである」と話し、同機のオーストラリア帰国を歓迎した。

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