【シドニー２９日ＡＡＰ】　　　ＮＳＷ州で、銃犯罪に関与する組織に対する大規模な検挙が行われ、この週末だけで４００人以上の逮捕者が出た。

ＮＳＷ州警察は今年１月に銃犯罪やギャング・暴走族に関する特別捜査を行う「オペレーション・スパータン」を設立。今週末、その一環として州内各地のクラブやホテル、入れ墨店など１４００軒、ギャングに関係ある個人の住宅６０８軒の家宅捜索を行った。結果、逮捕者４２４人、６６７人を起訴、また銃１２丁を押収、情報報告を１０１４件収集した。逮捕者の中には保釈違反に関係あるとされる暴走族メンバー２人などが含まれる。

メニーリ州警視副総監は２９日、「このオペレーションは犯罪活動を崩壊させることを目的としているが、これまでのところ素晴らしい結果を残している。逮捕者数もさることながら、新たに得た情報数もすごい。これにより今後さらなる検挙が期待される」と述べ、活動の成果に満足しているとした。