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QLD緊急テキスト 費用負担先で揉め

【ブリスベン12日AAP】   QLD州政府は、自然災害時の州民への緊急テキストメッセージ送信で、通信大手テルストラと契約している。この送信費用に関し、州政府とテルストラで意見が分かれている。

QLD州で先立って発生した山火事の際、テルストラは州民120万人以上に緊急メッセージを送信した。アンディ・ペンCEOは、「サービス提供をテルストラの責任とするのは不合理だ」「QLD州政府が要請した契約のもと、サービスを提供している」と述べた。

パラシェイ州首相は「緊急メッセージは社会奉仕であり、数十万ドルも支払う必要がない」と述べ、連邦・各州リーダーらに問題提起する意向を示している。

クロフォード緊急サービス相も、「連邦政府またはテルストラ、あるいは両者による社会奉仕であるべき。QLD州民が困っているときにテルストラが利益を得るのは不適切だ」と述べた。テルストラの利益幅は不明としている。

来週、QLD州をサイクロン「オーウェン」が通過する際にさらなる緊急メッセージが送信される見通しだ。

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