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移民拘留所の屋根でフィジー人が抗議

【シドニー13日AAP】   シドニー西部にあるビラウッド移民拘留所で、強制送還が決定したフィジー人3人が決定に反対するために建物の屋根に上り抗議を行っている。同拘留所では、2010年9月にも自国への送還が決定したフィジー人男性、ジョセファ・ローリーニさんが屋根から飛び降り死亡した。

移民省によると、フィジー国籍の男性2人と女性1人が、12日午前、警備員が女性を空港へ送るために迎えに来た際、屋根に上り抗議を始めた。女性とその夫は強制送還命令を受け、今週、フィジーに送還される予定だった。女性の夫は抗議活動に参加していない。

現場では、ローリーニさんの出来事を受けて警備員らが地面にマットを敷き万が一の事態に備えている。ニューハウス弁護士は、ローリーニさんが屋根から飛び降りた件で、同様の事態を防ぐことが求められていたにも関わらず対策を怠ったとして警察を非難した。

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