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日本軍のダーウィン襲撃 71周年

【キャンベラ19日AAP】   2月19日、NT準州ダーウィンに日本軍が大規模な爆撃を行ってから71年目を迎えた。同市では、オーストラリア本土が攻撃された最初で、また最大のこの襲撃で亡くなった人々を追悼する式典が行われた。

ダーウィン戦争博物館で行われた式典には、ギラード連邦首相の代理としてスノードン連邦退役軍人相、またビショップ野党党首代理、ジョンストン影の国防相らが参列。NT準州、QLD、WA州における日本軍の襲撃で命を落とした1672人の名前が刻まれた戦没者慰霊碑が初めて公開された。

スノードン大臣は、「襲撃を受けたダーウィン市民が経験したことは想像を絶するものだ。ダーウィン襲撃記念日は、国民にとって戦争の残酷さを改めて認識し、この襲撃によっていかに国の歴史が変えられたかを知る機会である」と述べた。

1942年2月19日の日本軍によるダーウィン襲撃では、港湾施設や郵便局、陸軍病院、空軍の基地や管理施設などが破壊され、少なくとも243人が犠牲になったとされている。この日の襲撃を皮切りに、日本軍は翌1943年11月まで幾度となくダーウィン市への攻撃を繰り返した。

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