政治

過去の乱射事件に問題発言 極右政党

【ホバート28日AAP】  極右政党の野党ワンネーション党のハンソン党首が、1996年にTAS州ポートアーサーで起きた銃乱射事件は「政府による陰謀だったのではないか」などと述べたことが発覚したことを受け、TAS州のホッジマン首相は「恐ろしいほど無知で、ひどく苦痛を与える発言」と批判したことが分かった。

 

23年前に起きた同事件では35人が犠牲となった。ホッジマン州首相は、NZで起きた乱射事件で多くの命が奪われた悲しみの中、ハンソン党首の発言は非常識との見方を示し、「常に心はポートアーサーの犠牲者やその家族とともにある」と述べた。

 

連邦のモリソン首相は、ハンソン氏の発言を受け、5月に実施される予定の連邦総選挙において、自由党はワンネーションへの待遇を最大野党の労働党以下と位置付ける方針を示した。ただ、ハンソン党首は動画は隠し撮りされ「大幅に編集されている」と反論。自身の考えを正しく反映するものではないとしている。

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