国際

外相、「テロ行為の脅威は常に存在」

【キャンベラ16日AAP】   ボストンマラソンの爆発事件についてカー外相は、テロ行為の脅威が常に存在していることの警告であると述べた。また、シティー・トゥー・サーフなどオーストラリア国内のイベントの主催者らは、安全対策の見直しを始める。

ゴール地点で爆弾2発が爆発して3人が死亡、100人以上が負傷したボストンマラソンだが、150人のオーストラリア人出場選手にけが人は出なかった模様。米国当局では現在、犯行動機を捜査中だが、テロ行為だった可能性が高いとしている。

カー外相は16日、スカイニュースのインタビューの中で、「ボストンでの出来事はひとつの警告」だと述べた。しかし、米国の同時多発テロ事件後に改正されたオーストラリア各法や安全保障関連の外交儀礼については、「過去に4件、オーストラリア国内で大量虐殺の深刻なテロ未遂事件が・・・検知・阻止され、関係者らが起訴された事実」から、十分な対応力があると主張した。

国内では、シティー・トゥー・サーフが開催されるNSW州のオファレル州首相が、テロリストに負けないためにも、同イベントへの変更は行わないが、安全面への監視は続けていくとした。一方、来月19日に開催されるシドニー・ハーフマラソンの主催者は、安全対策への見直しを行うとした。ハーフマラソンでは参加者らがハーバーブリッジ、ロックス、オペラハウスなど、観光名所近くを走る。

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